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コラム

2024年4月22日

植物の剪定と「こころ」

 気温が高くなってきて、当施設の庭の植物たちも大きく葉を広げるようになりました。そうすると私は鋏を手に、それらの剪定を行います。

 私は最初、この作業が苦手でした。植物たちが日と栄養を求め必死で伸ばしたその手を刈らなければならないことに、抵抗があったのです。ですが、剪定を何度か行う内に、それが植物たちが成長するために必要な行程であるということが分かってきました。

 所狭しと伸びた葉をより分け、古い枝を切り、より光と空気が通り、新しい花や芽が出るための余裕を作る。枝を刈り取られた植物たちは、床屋さんで髪を短く切ったときのように、さっぱりと軽く、よりのびのびとしているように見えます。

 植物と人が同じだなと思うのはこういうときです。新しいものを咲かそうとするためには、細部も全体もじっくりと観察し、こんがらがっている部分に気づき、必要な部分は残し、古く固まって重荷となっている部分は切り落としたりほぐしたりすることが必要になります。それは例えば個人でも、組織でも一緒でしょう。

 カウンセリングで言うならば、もしかしたらクライエントさんが植物で、剪定するのがカウンセラーであると思われるかもしれません。私はそうではないと思います。自らをじっくりと観察し、こんがらがっているところに気づき、残すか刈るかを決めるのは、カウンセラーではなく、クライエントさん本人です。カウンセラーがすることはおそらく、「ここ少しこんがらがって息がしにくそうですね」とか「この枝は古くからありますね」とかを伝える、その程度のことだと思います。

 植物に例えたら、あなたはどんな植物になるでしょう。大きい?小さい?葉の色や数は?花や実をつける?花が咲く時期はいつ?もしそんなことを想像するのなら、あなたはどの枝を残し、どの枝を切りますか。それは自分で決めていいし、あなたには決める力があるのです。カウンセリングは、そのための観察や気づきをサポートするものだと思います。

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